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3.覚えておきたい、アーク溶接ガイド 実技基本編

公開日: : 最終更新日:2014/05/12 アーク溶接のコツ

それではまずは基本の下向き溶接からいきます。早速動画を見てみましょう。

50mm x 50mm x 5t(板厚)のアングルと、50 x 50 x 2.5tの角パイプのT字突合せ溶接。
(動画上側の母材がアングル、下側が角パイプ)
溶接電流:電圧115V IMAX-80のツマミMAX
溶接棒:2.0mm

今回は次の4つの事を説明して行きます。

  1. 溶接始めの処理
  2. 溶接中の注意
  3. 運棒のスピード
  4. 溶接終わりの処理

溶接始めの処理
まず最初に、動画で8秒あたりのアークスタートした直後の棒の動きに注意して下さい。ここで溶融した鉄の玉を弾き落とすような動作をしています。

これには意味があります。
溶接始めはまだ母材が冷えており、溶け込みが十分ではないので、仕上がりのビードが玉状に盛り上がってしまいます。それを避ける為に、一旦溶けた溶融プールの鉄を払い落としています。

これは何という技(?)なのか知らないので、ここでは仮に「始点処理」としておきましょう。始点処理、大事です。必ずやりましょう。シュパっと一気に払い落とします。

でも、くれぐれも横に向けて行わないよう、注意してください。周囲の物が燃えてしまいます。あくまで下に向かって撥ね飛ばします。
こうすることによって強度も出ますし、溶接後のビードも高さが揃って綺麗になりやすいです。

溶接中の注意点
溶接棒の保持角度は基本、進行方向に対して45度くらいに保ってください。そして棒の先と母材との距離は「極力近く」に保ちます。

引っ付けてはダメです。引っ付かない程度に近く。これが基本です。溶接中は、姿勢編の基本姿勢で行います。姿勢が大事です。

動画では途中時々アークを切っていますが、これは電流が高めのため母材に穴が空きそうになるので、それを避けるために行っています。高めの電流で溶け込みを重視し、強度を得る為のテクニックです。

反面、高い電流だと溶接後の歪が大きくなるので、その点は注意が必要になります。

運棒のスピード
棒を進行方向動かす速さですが、溶融池※を良く見ながら、それの生成具合に合わせて棒を進めて行きます。これは実際にやってみながら感を掴んで行くしかないでしょう。

溶接終わりの処理
クレータ処理とも言います。溶接をいきなり止めてしまうと溶融池の真ん中が窪んで、ブローホールが空いたりして残念な事になってしまいます。そうならない様、アークを切ながら少しずつ溶融池に肉を盛って行きます。動画を見て感を掴んでください。

※溶融池
溶融プールとも言います。

P.S 質問 疑問 つっこみ等、あればお気軽にどうぞ

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